2002年1月の記録

北寧 in チャイナ 18 〜あけましておめでとう! in 中国(新年快楽!)〜

2002年1月2日水曜日 22:35送信

みなさま、あけましておめでとうございます!!

今年もよろしくお願いいたします!!

みなさま、2002年ですね。おめでとうございます。お正月をどのように過ごされているでしょうか??おせち?お雑煮?お寿司?あ〜〜〜〜〜っ、もう言わないで下さい…よだれが…。失礼(笑)

お正月っぽいですね。中国では旧正月がメインなので、新年はそんなに重要ではなさそうです。わたしは、12月30日に瀋陽へ行き、そのあと31日から内モンゴルの田舎町、甘旗卡(カンチカ)に行ってきました。そして今日2日に帰って来ました。

恩師と再会しました!

30日は、日本の協力隊訓練所で隊員に中国語を教えてくださった張先生と任先生夫妻に、瀋陽でお会いすることができました。冬休みで中国に帰ってこられたのですが、お忙しいなかにも関わらず、私たちと会ってご馳走して下さいました!!お会いできて嬉しかった!アーンド美味しかった!感動!!(≧▽≦)

わたしは訓練所ではじめて中国語を勉強したので、本当に一から教えてくださった先生方です。育ての親です!!「ニーハオ」「シェーシェ」しか知らなくて、しかも「シェーシェ」と言うとき、(中国人のイラストでよくあるポーズの)両手をそれぞれ逆の腕のそでの中に入れるのかな??と本気で思っていたくらいのわたし。先生方が根気よく教えてくださったお陰で、なんとか生活できる中国語力がつきました。本当に感謝!です。

先生方と瀋陽の先輩隊員と楽しくお話しました。先生方は日本に16年近く住んでいらっしゃるので、日本人のようでした。環境って大きい!!わたしも日本にいるときより、少し変わったんでしょうか…?

先生方を交えてずっと中国語で会話をしました。勉強を始めて間もないとき、いつか先生の中国語がほとんど分かるようになれたら…なんて思っていました。今回、きっと先生はゆっくり話してくださったと思いますが、ほとんど分かって本当に嬉しかったです!!語学って楽しい!!って、純粋に嬉しかったです。

中国に来てから、いろんな中国語の『先生』がいました。店のおばさん、英語を学ぶ学生、日本語の授業を受ける生徒、学校の先生方、近所の子供…。いろんな人に教えてもらっています。その割には全然勉強していないので…。頑張らねば!

初めての町、内モンゴルの甘旗卡へ出発〜!

次の日、バスに乗って4時間かけて「甘旗卡(カンチカ)」へ。「甘旗卡」は遼寧省と内モンゴルの境にある町で、内モンゴル自治区の町です。バスに揺られながら、外を眺めていると、砂漠化が進んでいることを感じさせられました。隊員の話によると、内モンゴルはかなりの勢いで砂漠化が進んでいるとのことでした。

日本からもいくつかの組織が援助をして内モンゴルに植林をしているそうですが、そんなことですぐ解決するほどこの問題は甘くはないそうです。30年前は青々とした草原だったところも今は砂地に…。

「この子たちがおじさんになる頃、この町は砂漠化してるのかなあ」と甘旗卡の隊員。植林をしても植えてるそばから牛が木を食べていたこともあったそうです。考えさせられる問題です。

「甘旗卡」は本当に北寧と同じような小さな町です。ひとつ違うところは内モンゴル自治区なので、中国語で書かれている表示の横に、もう一つモンゴル文字で同じことが書かれているというところです。初めて間近で見たわたしにとって、とても魅力的な文字でした。

「甘旗卡」は漢族が多い、内モンゴルの地域だそうですが、そこには、モンゴル族、朝鮮族、回族、満族などの少数民族も暮らしているそうです。なので、学校でみんなで「餃子」を食べるときも、回族のひとは豚肉が食べられないので(イスラム教徒なので)牛肉の餃子、羊肉のものも用意されていて、自分にあったものを食べていました。

違う文化や習慣をみんなで理解しあって暮らしているなんて、日本ではなかなか考えられないことです。いろんな民族がともに暮らしていることに大変興味を持ちました。

31日の夜、甘旗卡の協力隊員の学校で新年会があるということで、その先輩隊員と学校に行きました。わたしの学校では今年は中止になって行われなかったので残念ですが…。

行くと、各区教室はきれいに飾り付けられていました。モールやくす玉をつるしてあります。黒板には「あけましておめでとう!」「元旦快楽!!」などの言葉や、きれいな絵が描かれていました。

まずみんなで餃子を食べて、そしてそれぞれ歌を歌ったり、コントをしたり、ダンスを踊ったり、いろんな出し物をしていました。生徒も知っている日本語を一生懸命使おうと「はじめまして。〇〇です。どうぞよろしくお願いします!」としきりに自己紹介をしてくれました。

いろんな生徒に話しかけました。そんななかで、甘旗卡の隊員が一生懸命生徒と関わって熱心に教えてる様子が分かりました。本当に日本語が上手だったんです。ここは協力隊が入って4年目になるそうです。わたしのところと同じような田舎町で、こんなに上手に話せるようになったんだ…とびっくりしました。

わたしの学校の生徒は、ここの生徒と比べるとまだまだ聞き取りも会話も下手ですが、初めて教えた9月に比べると本当に伸びました。きっとうちの生徒たちも、もっともっと上手になるぞ!!って思えたし、自分もいろいろ考えて工夫しよう!!とやる気が出まいした。違う隊員の活動を見ることは大切なことだと実感しました。

わたしのショーターイム!!

私たちも出し物を頼まれて、わたしはテレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」を中国語と日本語で熱唱しました。みんなもノリノリだし、自分もノリノリ。中国の人は、のせ上手!!盛り上げ上手!!「もう一曲!!」「最高!!」「よっ!」とか叫ぶし、拍手も本当に上手!!『熱烈』な拍手です。ここは日本人に真似できないところかなあ。本当にもてなし上手です。

歌ってて思いましたが、拍手をするところが日本とちが〜〜〜う。日本人は曲と曲の間で拍手をしますが、ここ甘旗卡では、いいと思ったところで急に拍手をしています。それがフレーズの途中であっても、さびより前であっても関係なしです。おもしろ〜い。

この拍手の仕方は歌の途中で拍手をするので歌い手にとって歌いにくそうですが、意外とその気にさせられます。テンションがあがります。間奏の時間を埋める拍手とは違いま〜〜す。(確認済みです)。満足しちゃいました。これも異文化ですね!

あともう一つ。中国では大晦日に「新年おめでとう!」と言ってもいいんです。日本人は1日元旦になってから、「あけましておめでとう!」といいますよね。なので、31日でも「あけましておめでとう!」と連発されました。せっかく日本語で言ってくれたので「日本ではね…」という感じでいろいろ説明できて、生徒たちも日本文化を知って嬉しそうでした。

そんなこんなで、2002年を甘旗卡で迎えました。来年は北寧で生徒たちと一緒に迎えたいなあ。甘旗卡のかわいい生徒たちと話していると、急に自分の生徒たちが恋しくなりました。中等教育もいろいろ難しいことがありますが、生徒は本当にかわいい!!時々怒りますけどね!(笑)

涙の…。そして新年の決意

正月は甘旗卡の隊員とカレーを作り、あと『寿司太郎』も食べました。おいし〜〜〜。北島三郎を思い出しましたよ。CMやってませんでしたっけ?寿司太郎の?日本にいたら、普通に食べていた日本食がこんなに人を泣かせるとは!!?? ・。゚(゚´Д`゚)・゚・。

2002年は丸々中国で過ごすことになります。今までの半年間はまずは慣れよう!という感じで、あんまり何もできませんでしたが、この1年は中国人の先生と連携を密にして、初代として少しでもいい基盤をつくれたらと思います。目標を明確にして!!焦らず、あきらめず!!

みなさまも、健康第一でよいお年をお過ごし下さい。中国よりみなさまのご健康、ご活躍をお祈り申し上げます!!

我希望大家生活愉快、工作順利、身体健康!!新年快楽!!