2002年2月の記録

北寧 in チャイナ 25 〜タイ任国外研修旅行2 まさに「微笑み」の国!〜

2002年2月27日水曜日 13:27送信

ちょっとしたハプニングがあり、なんとかタイにたどり着きました。

タイと中国の違い

タイの第一印象………「暑い!!」マイナスの世界から来た私たちは、30度あるタイの熱気にクラっとしました。第二番目の印象………「笑顔だ!!!ソフトな話し方だ!!しかも大声ではない!!」

これも中国から来たため、非常にびっくりしました。中国人に笑顔がないわけではないです。しかし、日本人の思う「笑顔」というのはまさにタイの笑顔でしょう!

しかも優しい言い方で、小声(いや、普通のトーンかもしれません)なんです!!

中国から来て、ニコニコ笑顔のその優しげな話し方に「この人、なにか裏でもあるんかな?」「なんで必要以上に笑ってるんやろう?」「声が小さくて聞こえへんなあ。もっと大きい声で言ってくれないと!」とカルチャーショックいっぱいのわたしでしたが、すぐにその柔らかい接し方の“虜”になりました。

しかし、ちょっと困ることも…。

買い物をするとき、中国と同様、値段交渉が大切なのですが、

店員:「300バーツ please」

わたし:「300バーツ? so expensive!! 100バーツ、O.K?」

店員:「Oh, No! For you I specially discount, 280バーツ O.K?」こんな感じで、しかもソフトに交渉していくんです…。辛い…。

中国なら、わたし:「いくら?」店員:「20元」

わたし:「何でそんなに高いの?10元でしょう!!」店員:「じゃあ15元」

わたし:「高い!!じゃあ、買わない!!」店員:「わかった、じゃあ、10元!持ってけ!!」という感じで、テンポよくしかもはっきり交渉ができるんですが…。しかも真剣勝負で。

これで笑顔でソフトな言い方だと、なんか調子でないんですよね…。タイ語ができないので英語で交渉ですから、そこの違いもあるとは思いますが。

第3番目の印象・・・・・「町がきれいだ!!ゴミがない!!」

ゴミはゴミ箱に捨てるという習慣を再認識しました…。もちろん中国でも大都市では町もきれいですが、わたしが住む田舎町では、まだまだそんな習慣は守られていません。なんでも床や地面にポイポイしています。

その他、物がかわいい!外国人が多い!本当に小乗仏教の国だ!

なんてタイの女の人は華奢なんだ!食べ物の量が少ない!足りないぞ!タクシーもかわいい!!いろいろな印象を持ちました。

タイの各地を巡ってみました

タイではバンコクとチェンマイ、アユタヤに行きました。

バンコクでは王宮、エメラルド寺院、ワット・ポー、ワット・アルンを日本から来た友人とまわりました。タイの歴史を勉強していかなかったので、勉強していったら本当によかったと後悔しましたが、タイの国王が国民から絶対的な尊敬を受けていること、国民とのつながりの大きさに感動しました。

そしてお寺を回りながら、タイの穏やかな国民性は小乗仏教とのつながりが大きいことも知りました。

タイの男性は一回は寺に入って出家しなくはいけないそうです。それはたとえ1週間という短い期間であってもいいそうです。

わたしたちを案内してくれたガイドさんも寺に入った証明書を見えせてくれました。もちろん写真の頭は丸められていました。

タイの人にとっては、「声を荒げること、怒ること」は低俗な人のすることだという考えがあるようで、(タイ隊員より情報入手)タイ滞在期間中、一回もそのような場面に遭遇したことはありませんでした。

タイ人が中国に来たら、すんごいカルチャーショックだろうなあ・・・・・。

そしてタイの北側にあるチェンマイに行ってきました。チェンマイと言えば、ナイトバザール!夜になるといろんな屋台が出ていてかわいい小物も少数民族の手作りの物も服もいろいろありました。

もう一回チェンマイに行きたいなあ。

チェンマイからツアーでラオスとミャンマーとタイの国境がある「ゴールデントライアングル」に行ってきました。メコン川(でしたっけ?)を隔てて、三つの国が肩を並べていました。

島国日本では味わえないものです。東南アジアと言えば、戦争時、西欧諸国、また日本の植民地になったところですが、そんななかでもタイだけが植民地化から逃れ、国を守り通したことはすごいと思います。

そのあたりの歴史も知りたいと思いました。

また少数民族の村にも訪問しました。アカ族、メオ族は中国から昔移ってきた民族だそうです。中国の雲南にもタイ族がいるので、少数民族についてももっと知りたいと思いました。

このツアーは終始英語で解説してくれたのですが、この10人のツアーのなかにも中国語のできる2人の方がいらっしゃいました。香港からの男性と、マレーシアからの女性でした。

マレーシアの方は華僑でした。彼らと中国語で話すのがとても和んでうれしかったです。

華僑パワー

タイのバンコクの7割は、実は中華系華僑だと聞きました。(タイ隊員情報)

「え〜!!7割?」とびっくりしました。

タイは「受け容れる」という国民性を持っているそうで、どんどんタイ人と中国人が結婚して区別がなくなってるとのことでした。

ほかの東南アジア諸国では、中華系、〜系と分かれていることのほうが多いそうです。ちなみに…タイの中華街は世界一大きいそうです。

「華僑」は世界中にいる…とは聞いていたけど、中国パワーをタイでも知らさせれてしまいました。

中国語と英語ができれば、世界中の国に行ってもなんとかなるかも?!

しか〜し、わたしの語学力は、今はどっちも中途半端でございます。(¯―¯٥)

タイについてのことで間違っていたらすみません…。また教えて下さい!!

では!