2001年10月22日月曜日 23:49送信
みなさまこんにちは。わたしは今日銀行からお金をおろしに行くのに、2時間半離れた町まで行ってきました。地元では外国人がいないため、外国為替の口座を開くことができなかったので。
ゴトンゴトンとバスの旅です。途中、エンストして20分待ち(意外に早い?)、道路を渡る牛の群れに危うく事故を起こしそうになったりとハプニングもありましたが、なんとか無事にお金をおろして戻ってきました。今日は中国に来てから、この3ヶ月半、びっくりしたことなどを書いてみたいと思います。その時はびっくりしても、今はなんとも思わなくなったこともたくさんありますが。
カルチャーショック!
その1 広場での社交ダンス、空前の大ブーム
夜の広場はおじさま、おばさまの華麗なるダンシングで彩られています!!
その2 夏場は足首までの丈のストッキングを男女ともに愛用。
素足にサンダルを履いていたら、『これを履け!!』とプレゼントされました。最後まで逃げ切りました。
その3 本当の値段って??
最初100元だと言われた靴が、値切ってどんどん安くなって、「30元じゃないと買わないよ」と言って店員さんに背を向けたら、「ん〜〜〜、待て待て!!じゃあ30元で持ってけ!!」本当の値段はいくら?
その4 なんでわたしの部屋に泊まってるの??
学校の寮ができるまで、近くの旅館に泊まっていました。何故か夜になると、その旅館の従業員が遊びに来るんです。それはいいんですが、泊まっていくから・・・ちょっとびっくり。4人くらいの女の子がよく泊まりにくるから、「なんで泊まるの?」って聞くと「今、お客さん多くて寝るとこがないから」って。
おいおい、わたしもお客じゃ!!と思い、「わたしも授業の準備などいろいろするから、泊まらないでほしい。嫌なんだけど」ってハッキリ言ったのに、「大丈夫、大丈夫!!」って。こっちの台詞だ、それは!!
その5 中国の「もうすぐ!」「明日!」って・・・。
「寮ができたから、明日引っ越しだよ」と言われて、待つこと1ヶ月半。時々、「いつなんですか??明日って言ったでしょ?」と言っても、「明日だから、大丈夫大丈夫!!」
学校に、自分用のテレビを買ってもらったのは、とても嬉しくて感動してたんですが・・・。電線がなくて(どんな田舎やねん)、テレビは置物状態。買ってもらって2ヶ月。まだテレビを見たことはありません。これもいつ聞いても「もうすぐだから!!」・・・・・・・・。
その6 赤ちゃんのズボンのお尻のところがパックリ割れている!! 確かに便利??
写真だと一目瞭然なのですが・・・・。町にはお尻を見せた赤ちゃんが溢れています!!
その7 学生の起床、5時20分!!
今、学生と同じ寮なので、5時20分に叩き起こされます。非常ベルのような目覚ましが寮中に鳴り響くから。(でも、その5分後、また安らかに眠っています・・・笑)
その8 ストレートな質問続出!!飾らないトーク!!
「日本人はケチですか?」「日本人はご飯を食べながら水を飲むの?豚と一緒だね」などなど。「1ヶ月の給料は??」これは、間違いなく初対面でみんなに聞かれること。最初はびっくり!!
でもこれは挨拶代わりだし、コミュニーケーションなんです。学校の先生には「あずパンダは、ほんと、忘れもが多いな!ほんと、がさつだな!! ほんとに日本人か??」なんて言われて、言われたい放題です。でもなんか心地良いんですよね笑
まだまだありますが、今度また紹介します。ここにかいてることは思いっきり主観的なことなので、これが中国のすべてでは、全くありませんのであしからず。わたしが勝手に思ったことですし、中国も広くていろいろ地域差もあるので。これは北寧の話です!!
中国語初級編
あと、普段の中国語会話のなかで、間違えた例を2つ。
・定食屋にて
「じゃあ、フントゥン(ワンタン)1つください!!」というべきところを。。。、「じゃあ、フンダン(馬鹿)1つください!!」と言ってしまった・・・。馬鹿はわたし・・・トホホ… 。みんなは笑っていたけど、個人的にかなりショック。
・先生の田舎に一緒に遊びにいったとき、晩ご飯後の団らんのひと時に・・・。
親戚の子供がひげ剃りで遊んでいたので、「ヒゲ無いから、剃っても意味ないよ」というところを・・・「アゴ無いから、剃っても意味ないよ」と言ってしまった・・・。「シャーバ(あご)」という単語と「フーズ(ヒゲ)」という単語をいつも間違えてしまう。確かに、その子は丸々太っていて、顔もまん丸でアゴが無かったので、みんなで大笑い。子供心を傷つけてしまったかも!!ゴメン
という感じで、いろいろつまずきながら、毎日を楽しんでいます。上のようなことはカルチャーショックとまではいかないですね。
3ヶ月半経って、いろんな人と触れるなかで、考え方の違いなど少しずつ感じています。時々、「なんで?」と思うこともありますが、とても学ぶことが多いです。世界にはいろんな見方、考え方があるんだな、と思います。
ちょっとテレビがなくて、現在の世界の状況に今疎いんですが、はやく戦争が終わるように心から祈っています。21世紀は対話を重ねていくべきではないでしょうか。本当に勇気ある指導者は、対話ができる開かれた人だと思います。罪もない人の命が、奪われることを、これ以上行わせてはいけないです。
あ〜情報を知りたいです。テレビ・・・。また長くなってすみませんでした。では!!
実はこのとき、2001年9月にアメリカで同時多発テロが起き、その後アフガニスタンとイラクで戦争があったときのことなんです。その最中、中国にいて平和を願う気持ちでいっぱいでした。